TestGorillaは、企業が数百種類のライブラリからテストを選んで応募者に出すスキルテストのプラットフォームです。1つのテストは多くが10〜13分で、批判的思考、計数、データ活用、職種別のテストなどを3〜5本組み合わせるのが一般的です。各テストの前には、短いカウントダウン付きの練習問題があります。このページでは、2026年に観察された3本構成のテストをもとに、画面の様子と例題を紹介します。
TestGorillaの基本情報
- 提供元
- TestGorilla(スキルベース採用のプラットフォーム)
- ライブラリ
- 認知能力テスト17本のほか、性格、語学、職種別、状況判断など
- 1本の時間
- 計数・言語・多くの数学は10分、批判的思考は12分、ほかは9〜13分
- 問題数
- 批判的思考16問、計数12問、データ活用12問;各4問の練習の後
- 回答形式
- 3〜4択のラジオボタン;データ問題は複数選択のチェックボックス
- 移動
- 前に進むだけ;戻るボタンなし
- 言語
- 多くが複数言語に対応;計数テストは日本語を含む7言語
- 適応型
- なし;問題数は固定
画面の様子
観察したテスト(画面表示は英語)では、左上に企業ロゴ、下部に「POWERED BY TestGorilla」の表示があり、右下にチャット、左下にアクセシビリティのボタンがありました。3本とも、左に問題と指示、右に選択肢、表やグラフは問題の下という配置です。
- 練習問題: 各テストは青い帯の付いた練習問題4問から始まり、練習全体で約5分のカウントダウンがありました。4問目のボタンは「Start test >」です。練習で出たグラフが、本番で別の問いとして再登場したこともありました。
- タイマー: 本番は1本につき1つのカウントダウン(批判的思考12:00、計数とデータ活用は各10:00)、「1/16」のような問題番号、進捗バー。1問ごとのタイマーはなく、戻ることもできません。
- グラフと拡大: 虫眼鏡アイコンで拡大表示でき、ピンクの✕で閉じます。拡大表示は選択肢を隠すので、閉じてから回答します。数値ラベルのない棒グラフもあり、目盛りから読み取る必要がありました。
- ペース: 批判的思考は1問平均45秒ほどで余裕があり、データ活用が最も厳しく、最後の問題で残り1分強でした。
例題(オリジナル)
1. 批判的思考(2つの結論)。 前提1: 決済サーバーが過負荷なら、購入ページの表示が遅くなる。前提2: 購入ページの表示が遅い。結論1: 決済サーバーが過負荷である。結論2: 客がカートを放棄している。 選択肢: 結論1のみ正しい/結論2のみ正しい/両方正しい/どちらも正しくない
答え: どちらも正しくない。結論1は「後件肯定」の誤りで、表示が遅い原因はほかにもありえます。結論2はありそうですが、前提は客について何も述べていません。
2. 計数(逆算)。 15%値上げ後、ソフトの1ライセンスは6,900円です。値上げ前はいくらでしたか。 5,400円/5,865円/6,000円/7,935円
答え: 6,000円。6,900÷1.15=6,000。5,865円は6,900×0.85で、新価格から15%引いただけのわなです。
3. 計数(複利)。 月給30万円が1年後に10%、2年後にさらに5%上がりました。今の月給は? 345,000円/346,500円/348,000円/350,000円
答え: 346,500円。300,000×1.10×1.05=346,500。15%を足し算すると345,000円のわなになります。
4. データ活用(縦軸の省略)。 月間受注件数の棒グラフの縦軸が95,000〜101,000です。1月は100,200件、12月は97,700件で、12月の棒は半分ほどの高さに見えます。適切な要約は? 受注はほぼ半減した/受注は約2.5%減った/受注はわずかに増えた/受注は変わらない
答え: 約2.5%減った。97,700÷100,200≒0.975。縦軸がゼロから始まっていないため、棒の高さが減少を大きく見せています。
よくあるわな
- 数値ラベルのないグラフ: まず目盛りの間隔を読み、拡大は2本の棒が1目盛り以内で並ぶときだけ使う。
- 比の順番: 「XとYの比」の逆順も選択肢に入っています。
- 逆算と複利: 値上げ後の価格は(1+率)で割る。2回の上昇は掛け算。
- 表にないデータ: 「Select all that apply」では、利益・客数・来年など表にない情報についての文は不正解。正解の数は示されません。
監視機能
TestGorillaは、受検者の許可を得た定期的なWebカメラの静止画撮影、全画面モードの解除検知、IPアドレスの確認、大きな問題プールからのランダム出題、コピー&ペーストの無効化を挙げています。どれを使うかは企業が決めるので、案内と開始画面を確認してください。一度に通して、静かな部屋で、全画面のまま、ほかのウィンドウを開かずに受けるのが基本です。
準備のしかた
1週間で3〜4時間が目安です。批判的思考は形式ごとの決まった定義(「supports」と「restates」の違いなど)を覚え、計数は逆算・複利・仕事算・比を練習し、データ活用はデータ型、グラフの選び方、縦軸の省略を確認します。時間の目安は、批判的思考が1問45秒、計数とデータ活用が1問50秒ほどです。画面の大きいパソコン、電卓、紙とペンを用意してください。計数の基礎は非言語・計数のガイドにまとめています。
出典
- TestGorilla「Talent assessment tools: anti-cheating」
- TestGorilla テストライブラリ、認知能力テスト(名称と時間)
- TestGorilla テストライブラリ、Numerical Reasoning(出題範囲、言語、10分)
- TestGorilla 受検者ヘルプセンター

心理学修士、7年の受験歴。
最終更新:Oct 1, 2026