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ガイド

適性検査・Webテスト完全ガイド:SPI・玉手箱・TG-WEBの違いと対策(2026年版)

適性検査とは何かを就活生向けに解説。SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・性格検査の違い、テストセンター・WEBテスティング・ペーパーなど受検方式のルール、6週間の対策スケジュール、落ちる・嘘はバレるなどのよくある質問まで1ページで整理しました。

適性検査とは、応募者の基礎的な能力と性格の傾向を、共通の物差しで測るために企業が選考で使うテストです。就活では、エントリーシートと同じ時期か面接の前に「Webテスト」として届くことが多く、代表的なものにリクルートマネジメントソリューションズのSPI3、日本エス・エイチ・エル(日本SHL)の玉手箱・GAB・CAB、ヒューマネージのTG-WEBがあります。所要時間はテストの種類と受検方式によって違い、SPIなら能力検査と性格検査を合わせて1時間強が目安です。このガイドでは、適性検査の種類、受検方式、対策の順番と期間、よくある疑問をまとめて解説します。

概要

実施時期
エントリーシート提出の前後、一次面接の前が多い;インターン選考でも
主なテスト
SPI3、玉手箱・GAB・CAB、TG-WEB、内田クレペリン検査
構成
能力検査(言語・非言語/計数・英語など)+性格検査
受検方式
テストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT、ペーパーテスティング
所要時間の目安
SPI 約65分;GAB 80〜90分;CAB 72〜95分;玉手箱Ⅲ 49分
採点
母集団と比べた相対評価;合格ラインは企業ごとに決まり非公開
受検料
SPIのテストセンターは受検者負担なし

適性検査とは

適性検査で企業が見ていること

適性検査は大きく 能力検査 と 性格検査 の2つに分かれます。SPI3の公式サイトは、性格検査を「環境や状況によって変わりにくい様々な行動のベースとなる性格特性」を測るもの、基礎能力検査を「コミュニケーションや思考力、新しい知識・技術の習得などのベースとなる能力」を測るものと説明しています。

企業はこの結果を、主に次の3つの場面で使います。

  1. 応募者の絞り込み:面接に進む人数を決めるための材料。ここで基準に届かないと、面接に進めないことがあります。
  2. 面接の準備:SPI3の報告書には、職務への適応のしやすさ(14項目・5段階)や、面接で確認すべきポイントと質問例が載ると公式サイトは紹介しています。つまり性格検査の結果は、面接で何を聞かれるかにも影響し得ます。
  3. 配属・育成の参考:入社後の配属や上司への引き継ぎに使うためのオプション報告書も用意されています。

適性検査とSPIは同じですか?

同じではありません。「適性検査」は総称で、SPIはその中の1つの製品です。SPI3は年間16,500社、276.6万人が受検したと公式サイトが示しており(2026年3月期実績)、利用規模が最も大きい適性検査の1つですが、玉手箱やTG-WEBなど別の検査を使う企業も多くあります。テストによって問題の形式も時間配分もまったく違うため、「適性検査対策=SPI対策」とは限りません。

適性検査の種類

主なテストの比較

テスト提供元能力検査の主な中身性格検査主な受検方式
SPI3リクルートマネジメントソリューションズ言語(二語関係、語句、文の並べ替え、長文読解など)、非言語(推論、損益算、速さ、確率、集合など)。オプションで英語能力検査・構造的把握力検査あり(約300問とされる)テストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT、ペーパー
玉手箱Ⅲ日本SHL計数(四則逆算)、言語(約1,000字の論説文の大意把握)、英語(200〜400語の長文)OPQに基づくパーソナリティWeb
GAB日本SHL言語理解(400〜800字の論理)、計数理解(図表の読み取り)、英語(テストセンター方式のみ)パーソナリティ(4つの記述から最も近い・遠いを選ぶ)紙、Web、テストセンター
CAB日本SHL四則逆算、法則性、命令表、暗号(IT職向け)パーソナリティ(OPQ)紙、Web、テストセンター
TG-WEBヒューマネージ知的能力検査(言語・計数)。従来型と新型があると就活メディアは紹介A8・B5・G9など複数の性格・コンピテンシー検査Web、AI監視型の「TG-WEB eye」
内田クレペリン検査日本・精神技術研究所一桁の足し算を続ける作業検査作業結果から能力面と性格・行動面の特徴を見る主に紙

※玉手箱の出題形式について、日本SHLの玉手箱Ⅲの製品ページは上の3種類(計数・言語・英語)を1形式ずつ紹介しています。一方、多くの就活メディアは「図表の読み取り」「表の空欄推測」など複数の形式があると紹介しており、情報源によって説明が違います。受検画面の案内に表示される形式を基準にしてください。詳しくは玉手箱の対策ページで扱います。

SPI(SPI3)

日本の新卒採用で最もよく名前が挙がる適性検査です。現行版はSPI3で、大卒採用向け・中途採用向け・高卒採用向けの3種類があります。能力検査は言語分野と非言語分野で構成され、テストセンターでは企業の判断で英語能力検査と構造的把握力検査が加わることがあります。テストセンターとWEBテスティングでは1問ごとに制限時間があり、時間が来ると次の問題に進むと就活メディアは説明しています。詳しくはSPI(SPI3)完全対策、分野別にはSPI言語・SPI非言語・推論と図形をご覧ください。

玉手箱

日本SHLのWebテストです。同じ形式の問題が短時間に続けて出るのが特徴で、玉手箱Ⅲの製品ページは合計49分、言語・計数・英語がそれぞれ約10分と記載しています。性格検査は、SHLのパーソナリティ検査OPQに基づき、4つの記述の中から自分に最も近いもの・最も遠いものを選ぶ形式です。日本SHLの検査全体の解説はSHLの適性検査にあります。

GAB・CAB

GABは日本SHLが「ビジネスに必要な論理的思考力の測定に特化した適性検査」と説明する総合適性検査で、所要時間は合計80〜90分です。CABはITエンジニアやデジタル人材のポテンシャルを測る検査で、四則逆算・法則性・命令表・暗号という独特の科目があり、合計72〜95分とされています。どちらも紙・Web・テストセンターで実施できます。Web版のCAB(Web-CAB)では電卓の使用が認められていると紹介する就活メディアがあります。GAB・CABの対策ページで詳しく解説します。

TG-WEB

ヒューマネージの適性検査で、同社サイトでは導入3,200社以上、年間60万人以上が利用と紹介されています。性格面では、コンピテンシー(A8)、ビッグファイブ理論に基づくベーシックパーソナリティ(B5)、ストレスへの対処力(G9)など目的別の検査がそろっています。能力検査には、図形や暗号のようにひらめきが必要な問題が中心の「従来型」と、短時間で多くの問題を解く「新型」があると就活メディアは紹介しています。AIが受検の様子を監視する「TG-WEB eye」という方式もあります。TG-WEBの対策ページで詳しく扱います。

性格検査

ほとんどの適性検査は能力検査と性格検査のセットです。性格検査に正解はありませんが、未回答が多い、回答に一貫性がないといった状態は避けるべきです。日本SHLはOPQについて「ゆがみを抑える設問設計」を特長に挙げ、リクルートマネジメントソリューションズは対策本の影響について検証済みと説明しています。どう答えればよいかは性格検査の解説にまとめています。

その他の検査

  • 内田クレペリン検査:一桁の足し算を続け、その作業の結果から能力と性格・行動面の特徴を見る検査です。対策としては、作業のルールを理解して、当日は最後まで同じペースで取り組むことが基本です。
  • 構造的把握力検査:SPIのオプションで、問題を解くのではなく、似た構造を持つ問題を見分ける検査です。
  • ケース面接・フェルミ推定:適性検査ではありませんが、コンサルティング業界などの選考で出題されます。ケース面接・フェルミ推定の対策を参照してください。
  • 録画面接:Webテストの後に、動画で回答を提出する選考が続くこともあります。詳しくは録画面接の対策をご覧ください。

受検方式の違い

同じSPIでも、どこで・どの機器で受けるかによってルールが変わります。SPI3の公式FAQは、実施方法をテストセンター・WEBテスティング・インハウスCBT・ペーパーテスティングの4つと説明しています。

方式受検場所電卓特徴
テストセンター(リアル会場)提供元が運営する専用会場使用不可。筆記用具とメモ用紙は会場が用意顔写真付きの本人確認書類と受検票が必要。性格検査は事前に自宅で受検
テストセンター(オンライン会場)自宅など。監督者がオンラインで監督使用不可。シャープペンシルか鉛筆、A4白紙2枚までパソコンのみ(タブレット・スマートフォン不可)。Webカメラと安定した回線が必要
WEBテスティング自宅など使用可と就活メディアは紹介期限内なら好きな時間に受検できる。パソコンで受検
インハウスCBT応募先企業のパソコン当日の案内に従う来社時に受検し、その日のうちに面接まで進むこともある
ペーパーテスティング企業が用意した会場使用不可と就活メディアは紹介マークシート。全体の制限時間内で解く順番を選べる

テストセンター

テストセンターは「SPI3を所定の会場で監督者の監督のもと受検する方法」(SPI3公式)です。リアル会場は東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡の7都市に常設され、新卒採用のピーク時期には臨時会場が追加されます。2022年10月からはオンライン会場も選べるようになり、公式FAQでは、どちらの会場で受けても結果は等しく扱われると説明されています。

流れは次の4ステップです。

  1. 企業から受検案内メールが届く(企業別受検ID・受検期限が記載されています)。初めての人はテストセンターIDを取得します。
  2. 日時と会場を予約する。この時点ではまだ仮予約です。
  3. 自宅のパソコンかスマートフォンで性格検査を受ける。予約操作をした日の27:00(翌3:00)までに終えないと仮予約はキャンセルされます。
  4. 予約した日時に会場(またはオンライン会場)で能力検査などを受ける。

予約の変更・取り消しは各ターム開始の1時間前まで、遅刻すると受検できません。過去1年以内にテストセンターで受けた結果があれば、検査ごとに 前回結果送信 を選ぶこともできます。詳しい手順と注意点はSPI(SPI3)完全対策にまとめています。

WEBテスティング(自宅受検のWebテスト)

自宅のパソコンで受ける方式で、SPIでは「受検者の負荷が最も少ない方法」と公式に説明されています。玉手箱・TG-WEB・Web-CABなども多くはこの形です。期限が迫ってから受けると、回線やブラウザの不具合に対処する時間がなくなります。案内メールが届いたら、まず推奨環境を確認し、静かで中断されない時間を確保してください。

本人以外が受ける、他人や外部ツールの補助を受けるといった行為は、提供元が不正行為として禁止しています。このガイドは事前準備だけを扱います。

インハウスCBTとペーパーテスティング

インハウスCBTは応募先のパソコンで受ける方式で、SPI3の公式ページでは中途採用向けの例として紹介されています。ペーパーテスティングはマークシート方式で、会社説明会などで大人数に一度に実施する場面を想定しています。ペーパーのSPIは能力検査が約70分(言語30分・非言語40分)と、ほかの方式より長いと就活メディアは紹介しています。

対策スケジュール

いつから始めるか

本番の受検期限から逆算するのが基本です。案内メールが届いてから受検期限までは短いことが多く、届いてから対策を始めると間に合わないことがあります。最初の締切の 4〜6週間前 から始めると、苦手分野に時間を回せます。

6週間の対策プラン

時期やること目安
6週間前志望業界で使われやすいテストを調べる。SPIの問題集を1冊決め、全分野を一通り解いて苦手を洗い出す1日30〜60分
5〜4週間前非言語の頻出分野(推論・損益算・速さ・確率・割合・集合)を解法ごとに固める。言語は語彙を毎日少しずつ1日45〜60分
3週間前玉手箱・TG-WEB・GABなど、SPI以外のテストの形式を確認し、時間を計って解く1日45分
2週間前本番と同じ制限時間で模擬テスト。1問あたりの時間を意識し、捨てる問題の判断を練習する週3回
1週間前間違えた問題だけを解き直す。性格検査の形式を確認し、自己分析の内容と矛盾がないかを見直す1日30分
前日・当日推奨環境の確認、本人確認書類・筆記用具の準備。十分に睡眠をとる-

1問あたりの時間を意識する

SPIのテストセンターやWEBテスティングは1問ごとに制限時間があり、玉手箱は同じ形式の問題が短時間に続きます。正確さだけでなく、速く正確に解く 練習が必要です。

  • 問題集は「解けた」で終わらせず、1問にかかった時間を記録します。
  • 計算は筆算のやり方を決めておきます(テストセンターは電卓が使えません)。
  • 電卓が使える方式では、電卓の操作にも慣れておきます。
  • わからない問題に時間を使いすぎないことも、得点の一部です。

出典

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SmashMyTestでテストを受験するAdrianの写真
執筆:
Adrian、専門家

心理学修士、7年の受験歴。

最終更新:Oct 1, 2026

FAQ · 10の回答

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